6/24 進捗報告

●前回までのあらすじ

・第一回目の発表で、幼児の模倣についての先行研究を学習。
→幼児の模倣は本能的に行われる発達行動であることがわかった。
・第二回目の発表では、流行意識に関する先行研究を学習。
→男女間で、真似や流行に対する意識の違いがあることがわかった。

●今回の課題

①流行に関しての論文を読む
②アンケート対象者を絞り始める

   

①流行に関しての論文を読む

タイトル:女子短大生の流行に関する意識と服装の実態ー島根と大阪を比較して 藤井一枝・山口恵子(1998)

内容

・島根と大阪の女子短大生のファッションに関する意識調査から、流行の取り入れに関して比較検討をする。
・本論文では流行を取り入れて装うことをファッションという言葉で形容している。
・「個性化の時代」と言われる現代、若者は流行をそのまま取り入れるのではなく、自分なりのオリジナルなファッションに変えて着装しているものと思われる。
・調査の結果、島根の女子短大生は大阪に比べて流行に対して消極的であることが明らかになった。(流行の採用時期に関する質問・・流行の最盛期を過ぎてから、流行は採用しない)

見解

・論文の書かれた時期が古すぎるため、SNSなどが発達する前(ファッションを取り入れる最大の情報はファッション誌であった時代)の情報、アンケートであることから現代とは大きく違った結果が得られる可能性がある。
・流行というより、ファッションに関しての論文だった。
・『個性化』という点において、人と違うファッションをしたいですか、流行の色やデザインの服を着たいですか、似合わなくても仲間と同じ服装をすることがありますか、などの質問は興味深いので、自分でアンケートを作る際にも参考にしたい。

②アンケート対象者を絞り始める

マインドマップの作成

アンケート対象者を決めるにあたって、今までの考察を踏まえてマインドマップを作成した。

事象例のまとめ

また、前回の発表時に道用先生から、それぞれの事象をまとめると良いというアドバイスを頂いたので、価値観チームのみんなの意見をまとめた。
 

アンケート対象者(仮)

①神奈川大学の学生 (100人程度)
②Multimedia Univ.在籍大学生(国籍問わず)
③Vilnius Univ. 在籍大学生(国籍問わず)
(可能であれば現役小学生にもアンケートを実施したい。)

このアンケートによって得られると思われる結果

①文化の成熟度による「真似」に関する感情の違い
②「真似」に関する感情の男女差を比較する

●今後の課題

・日本だけでなく、他の国の真似に関する先行研究を調べる。
・アンケート内容を考え始める。
・後期のスケジュール、目標などを決める。

●今日皆さんに聞きたいこと

①真似されて、嫌な思いをしたことがあるか
②製作物が他人と被ったら、どんな気持ちになるか
(③研究・製作に行き詰まって、モチベーションが下がったらどうしていますか?助けてください。)